6月 21

さて、お約束?の「XP→Windows7」の乗換についてお話ですが、奮闘編(笑)は次回にということで今回は導入までのチェックポイントをいくつかお話ししたいと思います。

注:Vistaでは当たり前の事などもありますが、あくまでも私のように意固地にビジネス用途でXP環境を使い続けていた方がWindows7を使う際に・・・という内容ですので、あまり強烈な突っ込みはしないでください。(^0^;)

まず最初に。Windows7は軽くなったとか早くなったとかいう記事や噂がありますが安易に鵜呑みにしないでください。これはVistaの発売当初はXP向けのハードウェアにVistaがインストールしてある事がほとんどだったことからハードがOSに追いついていかず不安定なマシンが多かった事が重いOSと悪い評判になった事からの話な訳で、7発売の時は市場にVistaが快適に動くだけのハードの環境が整っていたからこそ、Vistaのカスタマイズバージョンの7の方が早くなっているという意味ですので・・・現XP環境にWindows7をインストールしたところで悲しい結果になること間違いなしです。(笑)

【検討編】

PCを購入する際に、選択肢が多いためどれを買ったら良いのか?という疑問を投げかけてくる方が多いのですが・・・(^^ゞ
まずは、どんな環境で、どんな用途で使いたいのか?を把握しておかないと選びようがありません。(当然な事なのに、それを説明できない人も多いです)
ここでは、事務所で使うビジネス用途のWindows7のデスクトップPCとして話を進めていきます。

まず、どのくらいのハード性能が必要か?と言うと・・・なんだかんだ言ってもユーザビリティを上げるために常駐ドライバは多くなりますし、マルチタスクで作業する事も多々あると思いますので当然「新規購入」を前提にしてください。この際にCPUとメモリはケチらないようにする事が必須だと思います。

最近はローエンドの位置づけになるCPU(Core2DUOやi3)でもデュアルコア(簡単に言うと1つのCPUで2つのCPUの処理が出来るイメージ)なので、シングルコア(旧Pentiumや旧Celeron)でなければ問題はないと思います。さらに、以前はCPUの進化はクロック数を上げる事が常識でしたが、これには発熱量も比例するため冷却ファンがフル回転となり静音化に頭を悩ませる事も多かったと思います。(笑)これが今の常識ではクロック数(消費電力や発熱量)は抑え気味に、コア数を増やしてXPサーバー機などで利用されていたデュアルCPUと似たような状況にという風になっています。

ちょっとわかりやすく言い換えるなら、ある1名の中堅社員(Celeron)では業務が滞りだしたので能力の高い社員(Pentium)を採用。彼は寝る間も惜しんで働く(クロックアップ)するけれども所詮は1人分の働きしかできないので限界もある。ならばと2名の中堅社員(Celeron×2=Core2DUO)で作業効率を上げる・・・こんな感じですね。

ちなみにミドルエンドのCPUになるCore2-Quadやi5になりますが、これはコア数が4つ。さらにハイエンドのi7になると最大8つのコアで動作します。(必ずしも8つのソフトを同時に余裕で動かせるという意味ではありませんけど。笑)

さて、CPUが高性能になっても周辺の部品がその速度について行かなければ意味はありませんから、高速のメモリは必須です。出来れば価格も落ち着いてきたDDR3 PC-1333が良いです。(ちなみにDDR3はDDR2の上位互換ではないので流用は出来ません。)搭載容量に関しては・・・XP時代にはOSだけならば256MBでも動いていましたが、実務となると最低でも512MBは必要でしたし、近年では流通価格が下がった事もあって1~2GB搭載しているのが普通。こんな事からメモリは沢山積んだ方が快適になるという認識をしがちですが、実際は「ある一定量」以外はほとんど効果は期待できませんので適量で。普通に使うなら3~4GBもあれば快適ですし、それでも足りないならReadyboost(USBメモリをキャッシュ領域として物理メモリのように利用)という手があるので、予算をケチって速度の遅い安価なメモリを沢山積むのはやめた方が良いでしょう。

出来ればHDDも転送速度の速いものを選んでおく必要がありますが・・・SSD(大容量のIC型HDD)はまだ高すぎるのでバッファの大きなものが無難だと思います。

と、ここでOSについて説明しますが、一言でWindows7といっても32bit版64bit版の2種類があります。(見た目や使用感は変わりません。)従来のXP(32bit)で使っているソフトウェアの互換性としては32bitの方が高いでしょうが、不安視されていた64bit版でも市販ソフトは概ね問題なく動作はしています。(XPにもVistaにも64bitはありましたが、あまり一般的ではありませんでした。)
また、エディションにはHome,Professional,Ultimateの3つが選択できます。(企業用にEnterpriseもありますが市販はされてません)
感覚としてはXPの時と同じで、クライアントマシンならHome、ホストマシンならProfessionalという選択肢で大丈夫です。Ultimateは・・・別にいりません。(笑)
ただし、先述にあるような「古いXPのソフトウェア」が動かない時に、VirtualPCXPmodeが使えるのはProfessionalとUltimateなので、昔から使い続けている経理ソフトや企業用にカスタマイズされたオリジナルのアプリケーションを使わなくてはならない等、不安な場合はProfessionalを選択しておくことをお勧めします。(XPmodeについては後日説明します)

まぁ、ゲームや専門的な高度な演算処理を必要とするのならばメモリの認識限界のない64bit版良いとは思いますが、一般用途ならばメモリの認識限界(3.5GB程度)こそあれでも32bit版が安定動作するのでは?と思います。(いずれOSは64bitになっていきます・・・)

このほかに、グラフィックをオンボードで行うとCPUに負荷がかかったりメモリも消費するので、できればグラフィックボードは別途取り付けた方が良いです。(ビジネス用途ならば¥10,000以下のメモリ512MBクラスのもので十分)。一端マルチタスクの作業にに慣れると戻れなくなるのでモニタは最初から作業領域の大きなワイド(16:9)タイプか、スクエア(4:3)の2画面を検討してください。(後者はグラフィックボードの出力仕様によります。)

DVD(CD)はお好みで結構ですが、最近は外部記憶媒体にUSBメモリを使うことが多くなったのでROM専用でも良いかも?(^^ゞ

以上から、最低限これだけはKEEPしておきたい仕様。

CPU・・・Core2 DUO(2.6GHz程度)等のデュアルコア
メモリ・・・3GB(OSが32bitの場合)、4GB(64bitの場合)
HDD・・・250GB(SATA)以上
その他・・・グラフィックボード外付など

ビジネス用途ならば家電店市販モデルではなく、DELLやHPやLenovoに代表される通販で購入しましょう。余計な機能やソフト類の入っていない分だけ高性能なPCが安価ですし、業務が快適にこなせます。(ただし納期に少々時間を要す事があります)

再度わかりやすく説明すると(^^ゞ、学生時代にアルバイトを転々とした八方美人で自己主張の多い新入社員(市販モデル)と、特に社会経験は無いが物覚えが良くて与えられた業務を確実に淡々とこなす新入社員((通販カスタマイズモデル)のどちらを採用する?という感じでしょう。(#^.^#)

【導入編】

導入とは言ってもアップグレードや自作を推奨している訳ではないので新規インストール手順ではありません。メーカー製のプリインストールマシンを買った場合という前提での記述になります。ここでは私が購入したDELLのPCで説明します。

電源を投入すると最初にハードウェアの診断と初期設定が自動で行われます。起動・終了が速いと評判の7ですが・・・・ここでは結構待たされます。マシンのパワーはあんまり関係ないのかな?(笑)ただ、処理中に●●%という数値が出てたので思ったほどイライラはしなかったです。(^^ゞ

そして、ついにWindows7を起動。

今回購入したプリインストールマシンは、リカバリーディスク等がついていなかったのでまずは初期イメージのバックアップを取ることに。DELLの場合、ログイン直後にDELL Data Safeというプログラムが立ち上がって「リカバリーメディアを作ってください」みたいな案内が出たのですが、同時に何故か?Windows7付属のバックアップも表示されて、どっちが優先なのか混乱。(非常に初心者向けではないですね・・・)

リカバリーメディアはDVDもしくはUSBメモリ(8GB)が選択できましたが、どうせなら・・・と、後者を選択。(#^.^#)

他のことをやりながらだったので、ここまでで約半日もかかってしまいました・・・(^^ゞ

そしてやっとWindows7を弄る(笑)準備が整いましたが、ここからが苦難の始まりでした・・・

<<設定編へ続く>>

投稿者 awpek