7月 01

エアコンの不調の問い合わせで「ガス補充」よりも多いのが「」です。

特に湿気の多い梅雨~初夏にかけての点検依頼が多いのですが、意外と簡単に個人でも原因を発見できたり解決できるものもあります。

一番多いのはドレン(室内から屋外への配水管)のつまりです。
主な原因は、部屋のほこり、ペットの毛などがドレンパン(室内機の水貯めの皿)に堆積して排水口が塞がれているケースか、室外のドレンホースに異物(小動物やゴミなど)が詰まっているというケースで、排水が十分に出来なくなるため室内側で水漏れするというものです。
簡単な発見方法・対処策は室外のドレンホースの出口に清潔なホースを接続して、軽く空気を送り込んでみます。何らかの抵抗があれば詰まっている証拠。ただし、その時にそれが解消されたら直ぐに口を離さないと水が逆流してくることがあります![注意:いきなり強く吹かないで下さい。詰まったゴミの栓が外れると部屋内に溜まってた水が噴水になります(笑)]
ちょっと勇気がいる作業ですので男性の方にやってもらいましょう。

あえてここで書きたいのが市販のエアコンクリーニングスプレーなどで清掃した後に、十分に洗い流していないと溶剤が付着して詰まりの原因にもなますのでご注意下さい。(効果がないとは言いませんが・・・)

次に多いのが逆勾配によるもの。
一般的に室内機の取付直しが必要ですので¥10,000程度の負担が必要になる場合もありますが、1年以内に取付けた機器であれば工事の不備という事で無料で手直ししてくれる業者さんが多いです。(別業者に頼むともちろん有料です。)
主な原因は、まず取付工事の際にドレンの勾配で無理をしたケース。これは取付場所の関係でそうせざるを得なかったというケースが多いので「工事ミス」とは断定できません。(配管の穴は適当に空けられているものが多く、梁や筋交いが邪魔になる事は非常に多いのです。)特に、室内側に化粧カバーを取り付けている場合にこの問題は生じやすくなります
これ以外にも、お客様がタンスなどを移動した際に室内機の角度が変わってしまったとか、ベランダの室外機をちょっと動かした事がきっかけで配管が押されてしまい室内機の勾配が変わってしまったというケースもあります。(これは有料補修の可能性が高いです。)
これは素人判断で手直ししないこと。下手すると配管が折れてガス漏れ→修理¥30,000~なんて事もあります。

その次が一時的なもの。
原因が特定できないので工事業者さんも頭を抱える事が多いのですが、異様に湿気の多い時期にドライ運転をしていると排水が追いつかなくなったり、ドレンパンに収まらない(通常は気化する)室内機周辺の水滴が漏れたりというケース。
典型的なケースでは、マンションの1階(角部屋は特に湿気が多いです)で、梅雨時期に部屋で洗濯物を干して、シャワーを浴びた後に風呂のドアを空けたままで冷房運転やドライ運転をする・・・こんな感じです。

そして、最後に手抜き工事機器の劣化不良によるもの。
この場合は修理費などで多額な費用がかかりますので慎重な対応が必要です。
手抜き工事で言うと、ドレンホース(室内側)に断熱材が巻かれていないというもの。ドレンホースは室外と直接繋がっていますのでその内部は外気温とほぼ同じ。しかし、室内は冷房で冷えているので室内側のドレンホースには結露が生じます。これを防止するために室内側のドレンホースには断熱材を巻かなければなりませんが、1~20センチ程度だから・・・と手抜き工事をしているものを見かける事があります。結露は壁を伝い、下の階まで浸食する事がありますので最悪の場合リフォームなども必要になり多大な補修費用がかかります。(配管穴付近の水漏れの場合は要注意!)
引越の際に、ドレンホースが断熱材ごとカッターで傷ついて穴が開いていたというケースもあります。(下階に垂れ流しの状態ですね。)
また、取付の際に真空引きが行われていなかった事で冷媒ガスに空気が混入してしまうと、配管自体が凍ったり極端な結露をする事もあり、この水が漏れると行った事もあります。(ただし、経年の劣化による機器の不良でも似たような症状が起きますのでこれも一概に手抜き工事とは断定できません。)

まれなケースとしては、部屋のサイズに不釣り合いな大きなエアコンが付いている場合。例えば6畳の部屋に貰い物の5kwのエアコン(通常は16畳用)が設置されていると、冷えすぎる事で異常結露や凍結が頻繁に起きて水漏れの原因になっているという事もあります。

ポタポタと、数十秒間隔で水漏れしている場合は下に雑巾などを置いて一旦様子を見てみましょう。湿度の低い日でも水漏れしているようでしたらご相談を。下にバケツを置かなくてはならないレベルなら即時に相談です。

投稿者 awpek \\ tags: , ,

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